100年後に残したい名店vol.16

名代中華そば山金 新見店 外観

「名代中華そば山金 新見店」

岡山県北西部の街、新見市で古くから営業している店である。元々は大正時代創業の食堂だったが、1947(昭和22)年に店を切り盛りしていた池守道子さんがラーメンの提供を始めた。今は創業の場所から移転して、大きな建物で営業している。

名代中華そば山金 新見店 内観

「中華そば」は鶏ガラ、イリコ(煮干し)の出汁に地元産のうす口醤油を加えたスープに中太麺を合わせている。

山金では「中華そば」の他にユニークなメニューが幾つかある。「じゃこカツラーメン」、「たこ焼きラーメン」などがあるが、特に知られているのは「たい焼きラーメン餡じゃない」である。

名代中華そば山金 新見店「たい焼きラーメン餡じゃない」

注文するとたい焼きがトッピングされたラーメンが出てくる。ただし、メニューにある通り中身は小豆の甘い餡ではなく、蛸やニラである。これがスープを吸い、スープにも味が滲み出して良い塩梅になる。

新見のソウルフードとも言える店で今後も愛され続けるに違いない。

(河田剛)

100年後に残したい名店:店舗情報

店名名代中華そば山金 新見店
住所〒718-0003
岡山県新見市高尾2469-7
電話番号0867-72-2615
※店舗情報は2023年03月現在のものです