読者ラーメンコラムvol.16

横浜家系ラーメン 武蔵家(ラーメン 並)

横浜家系ラーメン 武蔵家(ラーメン 並)

「学生時代のラーメン」

記録的な猛暑が続く2023年の夏。とても蒸し暑く、体力をそがれるような厳しい暑さが続いていますが、そんな暑さを吹き飛ばすものこそ「ラーメン」だと思っています。一説によるとラーメンは熱中症対策にいいそうです。ラーメンを食べることにより発汗作用が促されて体を冷やし、ラーメンの汁に入っている塩分によってミネラル分を補給できるという、まさに暑い夏の熱中症対策にはもってこいの一品なのだそうです。私もこの夏、ラーメンをたくさん食べて乗り切ろうと思います!

さて、今回私の学生時代の思い出のラーメンを紹介したいと思います。
私が家系ラーメンの「武蔵家」と出会ったのは大学生の頃です。私の通った大学の近所はラーメン屋さんがとても多い地域でしたが、その中でも最も大学に近かったのが「武蔵家」でした。なんと大学の門を出て徒歩30秒。そのため学生がこぞって通うラーメン店でした。私も平日は2限の授業が終わると、昼食を食べに友人とお店へ訪れていました。2限の終わりはちょうど大学の昼休みのタイミングなので、急いでお店に行かないとすぐに学生たちの行列ができてしまいます。そのため、授業が終わると友人と急いで、お店へ小走りに向かっていたのはいい思い出です。

 

横浜家系ラーメン 武蔵家

横浜家系ラーメン 武蔵家

さて、私が注文するのは「らーめん並」。値段は750円。食券を購入し店員さんに渡したらまず、「硬さ・濃さ・油の多さ」と「ごはんの量」を伝えます。(らーめんを頼むとごはんも無料でついてきます。)私のおススメは「すべて普通でごはん大盛り」です。硬さも濃さも油の多さもすべて普通にするのがいちばん良いバランスだと思っています。そしてごはんは必ず大盛りです。たいていの場合、ごはんはラーメンよりも先に提供されます。学生の頃の私は、ラーメンが来る前に大盛り1杯、ラーメンが来てからお替りで大盛り1杯食べていました。食べ盛りの学生にとって何杯でもお替り無料というのは嬉しいポイントです。(各テーブルにおいてあるのせ放題の緑の漬物は「青かっぱ漬」。当時は名前も知らずに食べていました。)

横浜家系ラーメン 武蔵家(ライス)

横浜家系ラーメン 武蔵家(ライス)

ごはんを食べているとラーメンが来ます。
「いただきます。」
まずはスープを一口。豚骨醤油ベースのあのしょっぱさが体にしみてきます。そして麺をどんどん口の中へすすっていきます。やや中太の麺にスープが良く絡み、お腹は満たされているけれども、いくらでも食べられるような感覚に陥ります。熱々のうちに麺を食べ終えたら、余ったスープをごはんにかけ、レンゲで一気にかきこみます。このスープとごはんの相性がばっちりなのも「武蔵家」の特徴だと思います。

「ごちそうさまでした。」

やはり大学の近くで学生が良く来るということもあってか、店員さんたちが皆気さくで優しい人ばかり。頻繁に通っていると何かサービスしてくれることもあり、本当に何度でも通いたくなるようなお店です。楽しい時や落ち込んでいる時、元気な時や疲れている時、どんな時でも幸せな時間を提供してくれます。まさに「夢の国」なのです。
そして月日は流れ私は社会人になりました。学生時代の私を彩ったのは「武蔵家」ですが、社会人人生を彩るのはどこのラーメン屋さんになるのでしょうか。とても楽しみです。

(学生に戻りたいマン)