「割り込まないで!限定がなくなる~」
前回は路上駐車について取り上げました。
みなさん駐車場を利用しましたか?
駐車場内の事故にも気をつけてくださいね。
さて、第2回は行列についてです。
ラーメンのマナーにおいてしばしば取り上げられるのが行列問題。
並んでまで食べたいと思わせてくれるラーメンですが、その反面行列することも多い食べ物です。
そのため、列に並んで待っている時のマナーは押さえておきたいところ。
並んでいる間の話し声のボリューム、喫煙、歩行者の通路の確保、他店の営業や隣家への出入りの妨げなど、気をつけるべきことは多岐に渡ります。
これらのマナーに加え、代表的なマナー違反が代表待ちによる割り込みです。
もちろん必ずしもマナー違反になるわけではありません。
土地の文化によっては、それが当たり前の場合もあります。
ここで考えていただきたいのは、その土地やその店では(暗黙も含め)どのようなルールになっているかに気を配りつつ並んでいただきたいということです。
家族でラーメンを食べに行く土地柄や年配の方も長年通っているようなお店では、代表者だけ並ぶことが許される暗黙のルールがあったり、基本的には許してはいないけれども子供や年配の方が並ばなくても済むように、店に一言かけて許可を得てから代表待ちできる場合もあります。
このようなときは、前に人が入っても気にせずのんびりと食べる楽しみを膨らまして待ちましょう。
一方、大都市圏では多くの店で代表待ちを許さないルールが生まれています。
特に最近は杯数限定メニューがありますので、代表待ちで割り込みした人が注文したために売り切れてしまったなんてことになったら心中穏やかではありません。
「全員揃ったらお並びください」などのメッセージが掲示されていなくても、仲間全員が揃ってから並ぶ習慣にしたいところです。
また、こちらも主に大都市圏のことになりますが、行列に並ぶ前に食券を購入するようお願いしているお店も目につくようになってきました。
並んでいる途中のお客様から食券を受け取ることで、少しでも早く作り始めて待たせる時間を減らそうと考えていたり、回転を上げて売り上げを伸ばそうと考えていたり、このルールを取り入れるには、各店の狙いがあるかと思います。
その一方で、トラブルを生みやすいルールでもあります。
原因は、食券を買ってから列に並んだら前の人は買っておらず、それならば自分の方が先に店に着いていただとか、食券を買わずに並んでしまったために途中で買いに行ったら後ろの人に列を詰められたなどです。
行列に並ぶ前にこのルールがあるか確認したいところですが、市民権を得たルールとは言い難いため、全員が気をつけられるにはまだまだ時間がかかることでしょう。
この件に関しては、当面、お店の方に協力をお願いしたいと思います。
お客様が店内に入ってから食券を受け取るのであれば回転を上げる効果は薄いと思いますので、回転を上げるためには並んでいる途中のお客様から食券を受け取る必要があります。
その受け取る際に、次に食券を受け取ろうと思っているお客様に食券を購入するよう促していただければと思います。
貼り紙は「スタッフがお声をかけましたら食券のご購入をお願いします」などに変更し、お店の方きっかけでお客様が動けば良いことを明示することで、お客様同士のトラブルが生まれぬようにしていただければと思います。
そのための人件費が新たにかかるお店もあると思いますが、回転率向上効果、トラブル防止効果、近隣等に配慮した行列の整理ができるということも考慮し、検討いただければと思います。
ご協力宜しくお願いします。
ラーメンファンのみなさんも、後ろに並んだ方が食券を買っていなかったら教えてあげましょう!
それでは、第3回でお会いしましょう。模範となるラーメンライフを!
(日本ラーメンファンクラブ)